“つまさきあがり”の漢字の書き方と例文
語句割合
爪先上100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みちは野原のすすきを分けてやや爪先上つまさきあがりの処まで来ると、ちらと自分の眼に映ったのは草の間から現われている紙包。自分はけ寄って拾いあげて見るとなかに百円束が一個ひとつ。自分は狼狽あわて懐中ふところにねじこんだ。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)