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つぼしょうぞく
ふりがな文庫
“つぼしょうぞく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
壺装束
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
壺装束
(逆引き)
みやこの女はまだ
市女笠
(
いちめがさ
)
を
被
(
かぶ
)
り
壺装束
(
つぼしょうぞく
)
のままだったが、突然、貝ノ馬介がそばに寄るとその
羅
(
うすもの
)
を、さすがに手荒いふうではなく物穏かに
引剥
(
ひきは
)
いだ。
舌を噛み切った女:またはすて姫
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
頼みにされている豊後介と、弓矢を持った郎党が二人、そのほかは
僕
(
しもべ
)
と子供侍が三、四人、姫君の付き添いの女房は全部で三人、これは髪の上から上着を着た
壺装束
(
つぼしょうぞく
)
をしていた。
源氏物語:22 玉鬘
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
壺装束
(
つぼしょうぞく
)
に
市女笠
(
いちめがさ
)
をかむった彼女は、細い旅の杖も、右馬の頭が用意していた。心なしか生絹は
冴
(
さ
)
えた美しい顔にやや朝寒むの
臙膩
(
えんじ
)
をひいた頬をてらして、いきいきとして見えた。
荻吹く歌
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
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