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つといり
ふりがな文庫
“つといり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
苞入
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
苞入
(逆引き)
暮に取立ての初穂を、まず新しい
苞入
(
つといり
)
にして、切火を打って、ここから七里ある、小田原なる城の鎮守、親仁が産神に、
謹上
(
つつしんでたてまつる
)
。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あに、はい、墓さ
苞入
(
つといり
)
に及ぶもんか、手間
障
(
ざい
)
だ。また誰も見ていねえで、構いごとねえだ、と
吐
(
こ
)
いての。
縷紅新草
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
師走の末の
早朝
(
あさまだき
)
、
藍
(
あい
)
の雲、
浅葱
(
あさぎ
)
の浪、緑の
巌
(
いわ
)
に霜白き、伊豆の山路の
岨
(
そば
)
づたい、その
苞入
(
つといり
)
の初茄子を、やがて霞の
靉靆
(
たなび
)
きそうな乳の
辺
(
あたり
)
にしっかと守護して、小田原まで使をしたのは、お鶴といって
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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