“つづみし”の漢字の書き方と例文
語句割合
鼓師100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楽長のは斉に去った。亜飯あはんかんに去った。三飯のりょうさいに去った。四飯のけつしんに去った。鼓師つづみし方叔ほうしゅくは河内に逃げた。鼓師つづみしは漢に逃げた。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
その日は、悪酔をしたらしく、万八を出るとすぐ、苦しいといって、柳橋の鼓師つづみし桜間さくらま八重吉の家へ、あわてて寄って、吐食もどしたり、薬をもらったりして、一刻いっときほど、横になっていた。
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鼓師つづみしの桜間へ、使いを出すやら、清麿が自身で、万八へ、問いあわせに行くやら、三日ほど、ごたついていたが、その果てに、なんの理由もいわず、百は、破門された——師匠は、口に出さないが
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)