“桜間”の読み方と例文
読み方割合
さくらま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
した者が……新吉とともにこの寮の潜り門へ、ほウ、桜間さくらま……桜間金五郎と申すと能役者らしい名前……なに、たッた今奥へ入ったというか、おお……そしてどこの部屋へ? ……
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その日は、悪酔をしたらしく、万八を出るとすぐ、苦しいといって、柳橋の鼓師つづみし桜間さくらま八重吉の家へ、あわてて寄って、吐食もどしたり、薬をもらったりして、一刻いっときほど、横になっていた。
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さ、桜間さくらまさん、どうぞこちらへ」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)