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つしいた
ふりがな文庫
“つしいた”の漢字の書き方と例文
カタカナ:
ツシイタ
語句
割合
頂板
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頂板
(逆引き)
唯、姫の仰ぎ寝る
頂板
(
つしいた
)
に、あゝ水にさし入つた月。そこに以前のまゝに、幾つも
暈
(
かさ
)
の畳まつた月輪の形が揺めいて居る。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
帷帳
(
とばり
)
を周らした中は、ほの暗かつた。其でも、山の
鬼神
(
もの
)
、野の
魍魎
(
もの
)
を避ける為の燈の渦が、ぼうと梁に張り渡した
頂板
(
つしいた
)
に揺らめいて居るのが頼もしい気を深めた。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
そうして
悉
(
ことごと
)
く、跡形もない夢だった。唯、姫の仰ぎ寝る
頂板
(
つしいた
)
に、ああ、水にさし入った月。そこに以前のままに、幾つも
暈
(
かさ
)
の畳まった月輪の形が、揺めいて居る。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
帷帳
(
とばり
)
を
周
(
めぐ
)
らした中は、ほの暗かった。其でも、山の
鬼神
(
もの
)
、野の
魍魎
(
もの
)
を避ける為の灯の渦が、ぼうと
梁
(
はり
)
に張り渡した
頂板
(
つしいた
)
に揺めいて居るのが、たのもしい気を深めた。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
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