“つくぼう”の漢字の書き方と例文
語句割合
突棒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
調べ所の壁に掛かる突棒つくぼう、さすまたなぞのいかめしく目につくところで、階段の下に手をついて、かねて用意して来た手形を役人たちの前にささげるだけで済んだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
の大喝を発しながら、突棒つくぼうを振り上げて、待ち構えているのだ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
此方こなたは数十人の役人、突棒つくぼう刺叉さすまた鉄棒てつぼうなどを携えて、取押えようと必死になって働いて居りますが、何しろ死者狂しにものぐるいの罪人ども、荒れに荒れてたちまち役人も三四人打倒うちたおされました。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)