“ちょうたく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彫琢83.3%
雕琢16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隅々まで行き届かざるなき彫琢ちょうたくの美しさは大したもので、現にこの楽団を率いてロンドンを訪れた時は、そのベートーヴェンの指揮振りの鮮かさには
それどころか、たとえ小粒でも適当な形に加工彫琢ちょうたくしたものは燦然さんぜんとして遠くからでも「える」のである。
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ツマリ『其面影』の時は「文人でない」といいつつも久しぶりでの試みにおのずと筆が固くなって、余りに細部の雕琢ちょうたくにコセコセしたのが意外のわずらいをした。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
五、作品の雕琢ちょうたくに熱心なる事。遅筆なるは推敲の屡なるに依るなり。