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『彼の長所十八』
ふりがな文庫
『
彼の長所十八
(
かれのちょうしょじゅうはち
)
:
――南部修太郎氏の印象――
(
――なんぶしゅうたろうしのいんしょう――
)
』
一、語学の英露独など出来る事。但どの位よく出来るか知らず。 二、几帳面なる事。手紙を出せば必ず返事をくれるが如き。 三、家庭を愛する事。殊に母堂に篤きが如し。 四、論争に勇なる事。 五、作品の雕琢に熱心なる事。遅筆なるは推敲の屡なるに依るな …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
雕琢
(
ちょうたく
)