“ちゃぶくさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茶帛紗50.0%
茶袱紗50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風呂先で囲った茶釜ちゃがまの前に、端麗たんれいに坐っていた。茄子色なすいろ茶帛紗ちゃぶくさに名器をのせ、やがて楚々そそと歩んで、内匠頭の前へ茶わんを置いた。そして彼の視線と共に、廂越ひさしごしのあおい空に見入った。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幸子は、姉と入れ違いに戻った雪子がふところ茶袱紗ちゃぶくさを入れたまま洋間に這入って来たのを見ると、ちょうど悦子がシュトルツ氏の庭へ遊びに行っている折なのを幸い
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)