“ちばな”の漢字の書き方と例文
語句割合
乳離100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほどこれは軽くって美味うまい。今にお登和さんと婚礼して小供が出来たら乳離ちばなれ時分に必ずこの軽焼をこしらえよう。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
疫痢えきりではないでしょうか?」「いや、疫痢じゃありません。疫痢は乳離ちばなれをしない内には、——」
子供の病気:一游亭に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
めいが連れていたのはまだ乳離ちばなれもしないほどの男の子であったが、すぐに末子に慣れて、汽車の中で抱かれたりそのひざに乗ったりした。それほど私の娘も子供好きだ。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)