“ちくてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
築庭66.7%
築堤33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貞時は風致ふうちよろしき庭をひとまわり眺めやった。すべてが主人の好みが出ていて、その好みは築庭ちくていおうをきわめているようであった。
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
享保きょうほう十八年、九月十三日の朝、四谷よつや塩町のはずれに小さな道場をもって、義世流の剣道を指南している鈴木伝内が、奥の小座敷で茶を飲みながら、築庭ちくていの秋草を見ているところへ
鈴木主水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
千原九右衛門の手からそれを取って、築堤ちくていの工事と、四方の地勢とを見くらべる。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)