“ちからもち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
力持50.0%
力餅41.7%
力者8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大した力持ちからもちでな! あいつを近衛兵このえへいにでもしたら、どんなえらい出世をしたか分ったものじゃないて——なんしろ背長が、六尺五寸一分からあったんだからね!
彼等は峠で力餅ちからもちなどを売っている家の子供たちであった。大きい方の子は十一二で、小さい方の子は七つぐらいだった。
美しい村 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
それはこの、力者ちからもち狐直きつねのあたひの四世の孫にあたる、大力女の、力くらべの話で、しかも、この狐の子孫の方が、一方の、まじりなし人間だねの力持ち女に負けた話なのである。
春宵戯語 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)