“だんこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
断行40.0%
檀香20.0%
煖坑20.0%
男工20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思うに当時人心じんしん激昂げきこうの際、敵軍を城下に引受ひきうけながら一戦にも及ばず、徳川三百年の政府をおだやか解散かいさんせんとするは武士道の変則へんそく古今の珍事ちんじにして、これを断行だんこうするには非常の勇気ゆうきを要すると共に
しかしこの『茶の本』は人心の機微に立脚した文字で長くそのかおりを世に残すにたる檀香だんこうとも言うべきもの。
茶の本:01 はしがき (新字新仮名) / 岡倉由三郎(著)
今夜は北風が寒いから、煖坑だんこう(床下に火を焚いて、その上に寝るのである)でなければ、とても寝られますまい。
そんなことを叫びながら、熔融炉の頂上に昇っていたらしい男工だんこう達が、悲痛な面持をして降りて来た。
夜泣き鉄骨 (新字新仮名) / 海野十三(著)