“だぎょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
蛇形100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは蛇形だぎょうじんのごとく、うねうねと、裾野すそののあなたこなたからぬいめぐってくる一どう火影ほかげである。多くの松明たいまつ右往左往うおうざおうするさまにそういない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大利根からうごきだした北条勢の一部が、きつくような三伏の道を、蛇形だぎょうになって、安中城の方へいそいでいた。
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふたりが、からくも、すがたを隠したかかくさないうちである、八風斎の目のしたへ、うしおの流れるごとき勢いで、さしかかってきた蛇形だぎょう行軍こうぐん、その人数はまさに四百余人。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは民部みんぶの立てた蛇形だぎょうの陣。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)