“だきにてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
咜枳尼天25.0%
茶枳尼天25.0%
荼吉尼天25.0%
陀祇尼天25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鎮守の稲荷様は御寺だけに、咜枳尼天だきにてんとして祀つてある。
ひじりの家 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
富士見の台なる、茶枳尼天だきにてんの広前で、いまお町が立った背後うしろ
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
欧州と等しくアジアにも馬を穀精とする例、インドのゴンド人クル人は、穀精として馬神コド・ペンを拝す。初午はつうまの日、穀精の狐神をわが国で祭る(『考古学雑誌』六巻二号拙文「荼吉尼天だきにてん」参照)
飯綱の本尊は陀祇尼天だきにてんということであるが、その修験者は稲荷いなりとも関係があって、よく狐をつかって法術を行うということであります。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)