“だいとくじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大徳寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外国人向きの商店ばかり並んだ一条の町を過ぎ、丸山に接する大徳寺だいとくじといふ高台の休茶屋から、暮れて行く港の景色を眺めてゐた時であつた。
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
徳川家康いえやすは三人を紫野むらさきの大徳寺だいとくじまらせておいて、翌年の春秀忠ひでただといっしょに上洛じょうらくした時に目見めみえをさせた。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
桂離宮の玄関前とか、大徳寺だいとくじ真珠庵の方丈の庭とかは、その代表的なものと言ってよい。嵯峨さが臨川寺りんせんじの本堂前も、二十七、八年前からそういう苔庭になっている。
京の四季 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)