“だいだいり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大内裏80.0%
大内裡20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、やがてまた、大内裏だいだいりの深くにさえ、だ、だ、だっ……という跫音で。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遠くからでも明らかに皇居の大内裏だいだいり十二門の一劃とわかる官衙殿堂が、孔雀色くじゃくいろいらか丹塗にぬりの門廊とおぼしき耀かがやきを放ッて、一大聚落じゅらくをなしており、朱雀すじゃく、大宮などを始め、一条から九条までの大路おおじ
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ややそのへいに気づき、大内裡だいだいりを造営して見せたり、秀吉も後陽成天皇の行幸を仰いだり、一般を賑わし楽しませる庶民の福祉政策を取ったりもしたが、家康の政策が本意とする所は
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)