“だいかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
台閣57.1%
大覚28.6%
大角14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
台閣だいかく諸侯、奉行輩、奢侈に耽り無為に日を暮らし、近世珍らしい大飢饉が、帝の赤子を餓死させつつあるのに、ろくろく救済の策さえ講ぜず、安閑として眺めている。
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「だいじょうぶ、察してはおりません。第一、いかに道誉が炯眼であろうと、大覚だいかくノ宮が、わが家へ御避難あって、松田一族の外護げごをうけているなどとは、ゆめにも思っておりますまい」
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
里見の天海てんかいたる丶大ちゆだいや防禦使の大角だいかくまで引っ張り出して幕下でも勤まる端役を振り当てたしたごしらえは大掛りだが、肝腎の合戦は音音おとね仁田山晋六にたやましんろくの船をいたのが一番壮烈で
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)