“たなものふう”の漢字の書き方と例文
語句割合
店者風100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
店者風たなものふう由造よしぞう東条隼人とうじょうはやとと呼ばれる侍、十徳じっとくの老人、ためという若者、それに甲比丹かぴたんの三次、中でも三次は、潮焦しおやけのした皮膚に眼の鋭いところはやぶさという感じがする。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ボードレールの“genre calicot”にならって「店者風たなものふう」とでもしてもよいだろうか。
群集の人 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
石造の歩道を踏む音をさせて窓の外を往来ゆききする人達も、その珈琲店の店先へ来て珈琲の立飲をして行く近所の家婢おんなも、帳場のところへ来て話し込む労働者もしくはお店者風たなものふうの仏蘭西人も
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)