トップ
>
たなご
ふりがな文庫
“たなご”の漢字の書き方と例文
語句
割合
鱮
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鱮
(逆引き)
盛装の腰元に付けさせ、二寸足らずの
鱮
(
たなご
)
や
青鱚
(
あおぎす
)
を釣って、悦に入ったというに至っては、有閑無為の人達の贅が馬鹿馬鹿しくも気の毒になります。
銭形平次捕物控:069 金の鯉
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
『鮒ですよ。
鱮
(
たなご
)
は小さくて相手に足りないし、
沙魚
(
はぜ
)
も好いですが、
暴風
(
はやて
)
が怖いので……。』と、三種を挙げて答へぬ。
元日の釣
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
この
青鱚
(
あおぎす
)
釣りともうしますのは、寛文のころ、
五大力仁平
(
ごだいりきにへい
)
という人が釣ったのがはじめだとされているんでございまして、春の鮒の乗ッ込釣り、秋の
鰡
(
ぼら
)
のしび釣り、冬の
鱮
(
たなご
)
釣りと加えて
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
生憎
(
あいにく
)
大風が出て来て、
鱮
(
たなご
)
位のを三つ挙げた丈で、小一日暮らし、さて夕刻
還
(
かえ
)
らうとすると、車は風に吹き飛ばされたと見え、脇の
泥堀
(
どぶ
)
の中へ
陥
(
のめ
)
ツてたです。
元日の釣
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
あっしは稼業だから来いと言われれば、どこへでもお供をしましたが、お手当祝儀を世間並みの倍貰っても、百両の釣竿で
鮒
(
ふな
)
や
鱮
(
たなご
)
を釣るのを見ちゃ良い心持はしません。
銭形平次捕物控:069 金の鯉
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
たなご(鱮)の例文をもっと
(3作品)
見る
“たなご”の意味
《名詞》
たなご【鰱、鱮】
コイ目タナゴ属に属する魚の一種。学名:Acheilognathus melanogaster。
(出典:Wiktionary)