“たちばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
立番88.9%
裁盤11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかさま博奕ばくち立番たちばんまでやって、トドのつまりが阿波くんだりまで食いつめて、真鍮鐺しんちゅうこじり梵天帯ぼんてんおびが、しょうに合っているとみえて、今じゃすっかりおとなしくなっているつもりですが
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
善三郎 あっしは見ませんでしたが、さッき来た婆と、口をきいていたっていうから、どうで東両国のこもりの外で、さあさあざっとご覧よご覧よとさえずってる、夜鷹の立番たちばんでしょう。
瞼の母 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
むかし多勢の友達と裁盤たちばんに坐つてゐたときのやうなしをらしい自分の姿に還つて、涙ぐましいなつかしさを感ずるのであつた。
或売笑婦の話 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)