“たたみかず”の漢字の書き方と例文
語句割合
畳数100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
畳数たたみかずは何十枚だか知らないがはるかの突き当りまで敷き詰めてあって、その間には一重ひとえの仕切りさえ見えない。ちょうど柔道の道場か、浪花節なにわぶしの席亭のような恰好かっこうで、しかも広さは倍も三倍もある。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
勝手に帰つて御覧なさいと、も軽蔑をしたやうに、あは、あは笑ふと両方のえんへふたつに別れて、二人の其の侍女こしもとが、廊下づたひに引込むと、あとはがらんとして畳数たたみかず十五じょうも敷けようといふ
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)