“たけみかづち”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
建御雷	66.7%
建甕槌	33.3%

建御雷

おのが夢に、天照らす大神高木の神二柱の神の命もちて、建御雷（たけみかづち）の神を召（よ）びて詔りたまはく、葦原の中つ國はいたく騷（さや）ぎてありなり。

古事記：02 校註　古事記 (その他) ／ 太安万侶、稗田阿礼(著)

建御雷（たけみかづち）響きわたらし夏雲やすでに向伏（むかふ）す下（しも）つ国原

黒檜 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

天の安の河の河上の天の石屋（いはや）にます、名は伊都（いつ）の尾羽張（をはばり）の神^一、これ遣はすべし。もしまたこの神ならずは、その神の子建御雷（たけみかづち）の男（を）の神、これ遣はすべし。

古事記：02 校註　古事記 (その他) ／ 太安万侶、稗田阿礼(著)

次に御刀の本に著ける血も、湯津石村に走りつきて成りませる神の名は、甕速日（みかはやび）の神。次に樋速日（ひはやび）の神。次に建御雷（たけみかづち）の男（を）の神。またの名は建布都（たけふつ）の神、またの名は豐布都（とよふつ）の神三神。

古事記：02 校註　古事記 (その他) ／ 太安万侶、稗田阿礼(著)

建甕槌

答へて白さく「僕（あ）は大物主の大神、陶津耳（すゑつみみ）の命が女、活玉依（いくたまより）毘賣に娶ひて生みませる子、名は櫛御方（くしみかた）の命の子、飯肩巣見（いひがたすみ）の命の子、建甕槌（たけみかづち）の命の子、僕（やつこ）意富多多泥古」

古事記：02 校註　古事記 (その他) ／ 太安万侶、稗田阿礼(著)