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たかやぶ
ふりがな文庫
“たかやぶ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
高藪
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高藪
(逆引き)
こう聞かれるたびに健三は、彼の記憶のうちに見える赤い門——
高藪
(
たかやぶ
)
で
蔽
(
おお
)
われた小さな赤い門の
家
(
うち
)
を挙げて答えなければならなかった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「ごらんなさい。あの
高藪
(
たかやぶ
)
の上に、ふらふらと、
人魂
(
ひとだま
)
のような赤い
挑灯
(
ちょうちん
)
がしきりに暗号を振っているでしょうが」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
両側の
高藪
(
たかやぶ
)
は人をおどすように不意にざわざわと鳴って、どこかで狐の呼ぶ声もきこえた。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
赤い門の家は狭い往来から細い
小路
(
こうじ
)
を二十間も折れ曲って
這入
(
はい
)
った突き当りにあった。その奥は一面の
高藪
(
たかやぶ
)
で
蔽
(
おお
)
われていた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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