“たかみむすびのかみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
高皇産霊神66.7%
高産霊神33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、高皇産霊神たかみむすびのかみは、蚶貝媛きさがいひめ蛤貝媛うむがいひめと名のついた、あかがいとはまぐりの二人の貝を、すぐに下界へおくだしになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
また「高皇産霊神たかみむすびのかみ大物主神おおものぬしのかみに向ひ、汝若いましもし国つ神をて妻とせば、われなおうとき心りとおもはん」と仰せられた。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その夢の中で、天照大神あまてらすおおかみ高皇産霊神たかみむすびのかみのお二方ふたかたが、建御雷神たけみかずちのかみをおめしになりまして、葦原中国あしはらのなかつくには、今しきりにみださわいでいる。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
建御雷神たけみかずちのかみはそれでひとまず安心して、大空へ帰りのぼりました。そして天照大神あまてらすおおかみ高皇産霊神たかみむすびのかみに、すっかりこのことを、くわしく奏上そうじょういたしました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
天御中主神あめのみなかぬしのかみ高産霊神たかみむすびのかみ神産霊神かみむすびのかみの御三体の神様の分魂わけみたまのみましどころであるということを、御霊感によって確然とお悟りになり、そこで、この富士のお山こそ天地の魂の集まり所であると
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)