“たいりゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
滞留88.9%
戴立11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文展ぶんてんで評判の好かった不折ふせつの「陶器つくり」の油絵、三千里の行脚あんぎゃして此処にも滞留たいりゅうした碧梧桐「花林檎」の額、子規、碧、虚の短冊、与謝野夫妻、竹柏園社中の短冊など見た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
僕が前年フランスに滞留たいりゅうして、教師をやといフランス語を練習していたころ、農政に関するスペインの書を入手し、これを読もうとしたが、僕はスペイン語に不案内であったから、くだんの教師に
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
新君戴立たいりゅうの披露というので、席は城中の広間三ヵ所でひらかれ、人はきのうに数倍していた。座間、もっぱら話題にのぼったのは、羽柴筑前守こそしからぬということだった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)