“たいねつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大熱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半病人のていだったが、中にも妙子さんは、賊の恐ろしい最期を見て気絶してからというもの、大熱たいねつを出して、寝込んでしまった程だが、それは肉体上のこと、精神的には
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
……じつは、たったひとりの伜が、このほどからの時疫じやみで、昼夜をわかたぬ大熱たいねつ
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「奥方さまのおたのみで、お祈祷いのりにあがりました……ハイ、三人の姫君さまが、そろいもそろうてご風気ふうき大熱たいねつ……そのご平癒へいゆを神さまにおいのりしてくれとのごじょうをうけてまいりました」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)