“そっくび”の漢字の書き方と例文
語句割合
素首100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨夜、公園のベンチの上で、妾たちの唇と唇とが触れあったとき、妾はすぐその場で断頭台へつれて行かれて、二十秒以内に素首そっくびにぎらぎら光る斧をあてがわれてもいいと思ったわ。
「ならん、たわけめ、素首そっくびを打ち落とすやつだが、薬を取りかえしたことだし、それに、昨日立てかえた金をかえせば、生命いのちだけは助けてやるが、其のかわりてめえの指を、一本一本折るからそう思え」
南北の東海道四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
いんやけえらねえッたらけえられねえや、どうせ細った素首そっくびだから三尺たけい処へ板付いたつきになって、小塚原か鈴ヶ森へさらされた時に、あゝい気味だと云って笑って下せえ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)