“そうはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宋版33.3%
宗藩33.3%
曾槃33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
足利学校の訪う人もない庭梅と、宋版そうはんの国宝古書籍の真新しさなどは忘れがたい。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
の人となり知るきなり。敬の密疏は、宗藩そうはん裁抑さいよくして、禍根を除かんとなり。されども、帝は敬の疏を受けたまいしのみにて、報じたまわず、事ついみぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かの曾槃そうはんの著である『国史草木昆虫攷』の書物がある事を思い出し、早速これを書架より抽き出して繙閲はんえつして見たところ、はからずもその巻の八に左の記事のあるのを見出した。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)