“せきろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤蝋33.3%
石老33.3%
石蝋33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きッと、十字架をにらんで、ふたりが息を殺したせつなである、一陣の怪風! とたんに、星祭ほしまつりだんに燃えのこっていた赤蝋せきろうが、メラメラと青いほのおに音をさせてあたりを照らした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
道志どうし山塊の御正体みしょうたい山、鹿留ししどめ山、御座入ございり山、朝日岳(赤鞍岳)などが続き、朝日山の右の斜線は、河口湖の東北に聳えている三峠みつとうげ山の左の斜線と、与瀬駅の南方に在る石老せきろう山の上で交叉している。
望岳都東京 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
ある石蝋せきろうの会社にも雇われた。電池製造の技師ともなった。古着商ともなり、蝙蝠傘屋こうもりがさやともなった。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)