“せいばんじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生蕃人75.0%
西蕃人25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「裸頭跣足」は言ふ迄もなく、帽子もかぶらず、くつ穿かない主義で、一口にいふと、日本人を生蕃人せいばんじんにしようとするのだ。生蕃人を日本人にしようとするよりも、この方がいつそ近道かも知れない。
本来は幽州の生れで、ひげは、黄色く、眼はあおく、どうみても西蕃人せいばんじんそっくりなので、あだ名も紫髥伯しぜんはくといわれています。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この青眼虎の李雲という人物は、あだ名の如く、碧眼あおめ羅馬ローマっ鼻の若い西蕃人せいばんじんである。従って、ひげは赤く、四長やかで、しかも西蕃流撃剣の達人として沂州では評判な男であった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)