“せいえつ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
清悦	33.3%
西粤	33.3%
請謁	33.3%

清悦

しかるにもかかわらず、小野太左衛門はその説に感歎して、これを主人の伊達政宗（だてまさむね）に言上（ごんじょう）し、後日に清悦（せいえつ）御目見（おめみ）えの沙汰（さた）があった。

山の人生 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)

西粤

梁遂（りょうすい）という人が官命を帯びて西粤（せいえつ）に使いするとき、洞庭（どうてい）を過ぎた。天気晴朗の日で、舟を呼んで渡ると、たちまちに空も水も一面に晦（くら）くなった。

中国怪奇小説集：15 池北偶談（清） (新字新仮名) ／ 岡本綺堂(著)

請謁

其請謁（せいえつ）の形式は、父蘭軒に足疾があつて替人（ていじん）をして榛軒を伴ひ往かしめたために、幾分の煩しさを加へたのではあるが、縦（たと）ひ替人の事を除外して見るとしても、実に鄭重を極めたものである。

伊沢蘭軒 (新字旧仮名) ／ 森鴎外(著)