“ずしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
誦唱33.3%
読誦33.3%
調笑33.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのまにもひとり二人、五人、八人といやちこき善男善女達が、あとからあとからと参詣に詰めかけてお山はしんしん、太鼓はドンツク、夕べの勤行ごんぎょう誦唱ずしょうも極楽浄土のひびきを伝えながら、暮れました、暮れました。
脊山の家にはがおろされてあったが、腰元のひとりが小石に封じ文をむすび付けて打ち込んだ水の音におどろかされて、簾がしずかに巻きあげられると、そこにはむらさきの小袖に茶苧ちゃうの袴をつけた美少年が殊勝げに経巻を読誦ずしょうしている。
島原の夢 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
然し、人の上に立つ者として、そうも行かぬ。お前は、わしのために、調笑ずしょうの、人を憎み、罪を憎んでいる。或いは、罪をのみ憎んで、人を憎んではおらぬかも知れぬが——わしは、お前が頼もしいと同じように、調笑も頼もしい。それはな、調笑が、当家の財政破綻を救ったから、頼もしいのではない、救わずとも、わしの性——とでも申すか、家来は、皆頼もしいものじゃ、と思うている。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)