“ずがいこつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頭蓋骨92.5%
頭葢骨5.7%
頭骸骨1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭蓋骨ずがいこつをひらき、中から透明な針金細工はりがねざいくのようなものを取りだし、それを手のひらにのせて、蜂矢探偵の目のまえへさしだした。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
まず頭の生皮を剥いで、ついで頭葢骨ずがいこつを上手に割って、そっと脳髄を取りだして、その後へ羊の脳髄を入れる。……アッハッハッ珍なものが出来るぞ。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
電落した左膳の長剣に、ガジッ! と声あり、そぎとられた頭骸骨ずがいこつの一片が、転々と地をはった。脳漿のうしょう草に散って、まるでたぶさをつけたお椀をほうり出しでもしたよう——。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)