“すみだわら”の漢字の書き方と例文
語句割合
炭俵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渡り終って一息ついて居ると、炭俵すみだわらを負うた若い女が山から下りて来たが、たたずむ余等に横目をくれて、飛ぶが如く彼吊橋つりばしを渡って往った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
二年ばかり前まできびの葉の流れていた下田端へでたが、泥濘ぬかった水溜りに敷き込んだ炭俵すみだわらの上を踏むと、ずぶりと足の甲へまで泥水が浸った。
童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
炭俵すみだわらに入れられて、一日揚板あげいたの下へめられた事があったッて君は云っていた事があったが、前の男の気持ちだって、何だか僕にはだんだんわかって来たよ
魚の序文 (新字新仮名) / 林芙美子(著)