“すすきの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薄野71.4%
芒野28.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北劍の盛んであつた時は、かの女が渠の部下なる記者氷峰に——慰勞のつもりで、わざ/\、——薄野すすきの遊びの資をつぎ込んだものだと義雄は聽いてゐた。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
『君等ア薄野すすきの(遊廓)に行くんぢやないのか?』と狐疑深うたぐりぶかい目付をした。
札幌 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
云い終ると、文覚はすたすた去って、待たせてある馬の側へ戻り、やがて芒野すすきのの果てに、その姿は、没してしまった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一行はその日の暮、一つの川を真ん中に、薄赤い穂を一面になびかせている或広々とした芒野すすきのを前にしていた。
姨捨 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)