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すじかいごもん
ふりがな文庫
“すじかいごもん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
筋違御門
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
筋違御門
(逆引き)
昌平橋と
筋違御門
(
すじかいごもん
)
との間の
加賀原
(
かがっぱら
)
という淋しいところへ来ると、向うから
数多
(
あまた
)
の人と
提灯
(
ちょうちん
)
、どうも役人らしいので与八も困って前後を見廻すと
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
今度は、わりに長く江戸にとどまっていて、神田
筋違御門
(
すじかいごもん
)
ぎわの修理太夫の下屋敷から、こうして三日に上げず、この惣平次の番所へ遊びに来るのである。
釘抜藤吉捕物覚書:12 悲願百両
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
最初は、その自白も疑ってみたが、彼の
掏児
(
すり
)
であることは、いくらでも証拠だてられた。また、
筋違御門
(
すじかいごもん
)
で編笠の侍から掏り盗ったという紙入れまで、そこへ、吐いて見せた。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのうちに
筋違御門
(
すじかいごもん
)
の前まで来た。そこは
三
(
み
)
ツ
叉
(
また
)
の
交叉路
(
こうさろ
)
でまた人通りが混んでいる。編笠の侍は、目の前を突ッ切る四ツ手駕をやり過ごして、ついと、燕のように、向う側へ駈け出した。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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