“すくま”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
経験によると、こういう日に規矩男の心は何か焦々と分裂してすくまって居り、何か分析的にかの女に突っかかるものがあった。
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
小野さんは早速さそくの返事を忘れて、暗い部屋のなかにすくまるような気がした。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
宮は聞くとひとしく、恐れたる風情ふぜいにて牀几のはしすくまりつ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)