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すあはせ
ふりがな文庫
“すあはせ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
素袷
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
素袷
(逆引き)
日出
(
ひので
)
前の水汲に
素袷
(
すあはせ
)
の襟元寒く、夜は村を埋めて了ふ程の虫の声。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
晩秋のある日、神田の裏長屋の上にも、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
がスイスイと飛んで、凉しい風が、
素袷
(
すあはせ
)
の襟から袖から、何んとも言へない
爽快
(
さうくわい
)
さを吹き入れます。
銭形平次捕物控:172 神隠し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
三十前後の小柄な好い男で、
素袷
(
すあはせ
)
に
銀鎖
(
ぎんぐさり
)
の肌守り、腕から背中へ雲龍の
刺青
(
ほりもの
)
がのぞいて、懷中には
鞘
(
さや
)
のまゝの
匕首
(
あひくち
)
が、無抵抗に殺されたことを物語つてをります。
銭形平次捕物控:194 小便組貞女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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