“じょうえい”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

その一は、「塵芥集」は全部一百六十九条よりなり、「貞永（じょうえい）式目」に比してその条数三倍以上であるから、武家の法典中最も浩瀚（こうかん）にして且つ最も周密なるものであること。

法窓夜話：02 法窓夜話 (新字新仮名) ／穂積陳重(著)

その返事（へんじ）だと、五月（がつ）五日（か）の夜（よる）、着色（ちゃくしょく）にしろ無色（むしょく）にしろ、西部劇（せいぶげき）を上映（じょうえい）していた館（かん）は一（ひと）つもない。

金魚は死んでいた (新字新仮名) ／大下宇陀児(著)

師父ブラウンが仄暗（ほのくら）い樹苑（じゅえん）を通って城影（じょうえい）の下に来た時、空には厚雲（あつぐも）がかぶさり、大気は湿っぽく雷鳴が催していた。