“じゅんか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
醇化64.7%
馴化23.5%
淳化5.9%
遵化5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしながら本当に考えてみると、その人の生活に十分の醇化じゅんかを経ていないで、過去から注ぎ入れられた生命力に漫然と依頼しているのが発見されるだろう。
想片 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
いかに馴化じゅんかされた美でも、古くなり気が抜けては、生気に充ちみちた時代の気分と合わなくなってしまう。混沌たる中から新様式の美の発見をしなければならない。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
わけても作品一二七番以後の晩年の作品は、完全に聴覚を失って後に到達したベートーヴェン最後の心境で、その中には芸術を通して淳化じゅんかされたベートーヴェンの大諦観だいていかんが盛られていると言ってよい。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
ついで夜襲して遵化じゅんかくだす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)