“じゅひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寿碑33.3%
孺悲33.3%
樹皮33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この一篇の文章はたれも暗誦そらんじているものだった。三、四年ほど前、ここから近い瑞龍山ずいりゅうざんの境内に建てた老公の寿碑じゅひへ、老公自身が起草して、それに刻ませた一文である。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老公の寿碑じゅひの文が明らかに久遠くおんへ向っていっているではないか。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孺悲じゅひが先師に面会を求めた。先師は病気だといって会われなかったが、取次の人がそれをつたえるために部屋を出ると、すぐしつを取りあげ、歌をうたって、わざと孺悲にそれがきこえるようにされた。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
さらに私達のなつかしむのは、あの古典的クラシック樹皮じゅひです。渋い渋い感じの、そして質朴な、あの樹皮です。
季節の植物帳 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)