“しんりょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
新緑81.8%
心力9.1%
震力9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その日はいかにも初夏しょからしいお天気で、丘の上の新緑しんりょくはほんのりかすみ、空も水もふっくらとふくらみ、かわずはねむそうにないて、なんともいえないいい気持でした。
あたまでっかち (新字新仮名) / 下村千秋(著)
あとの葉武者はむしゃは何ほどのことがあろう——と、弦之丞は、それに三分の気を構え、七分の心力しんりょくを一角に向けて、血ぬられた大刀を青眼せいがんにとりなおした。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おそるべき稲妻いなずま震力しんりょくにあって、鷲の背なかからひッちぎられた、そしてまッさかさまとなって、いずことも知れぬ下へ一直線におちていくなと見るに——追いすがった鷲のくちばし
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)