“しょくゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
食邑66.7%
贖宥33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信長の跡目をけた新君三法師の食邑しょくゆうとして、近江おうみの内三十万石をあて行う事——も異論なく決定した。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
尾州の家老成瀬なるせ氏は犬山に、竹腰たけごし氏は今尾いまおに、石河いしかわ氏は駒塚こまづかに、その他八神やがみ毛利もうり氏、久々里くくり九人衆など、いずれも同じ美濃の国内に居所を置き、食邑しょくゆうをわかち与えられている。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼女は奇跡や九日祈祷きとうや、紙レースで縁取った信仰画像や、贖宥しょくゆうのことなどを話した。彼は祖父から聞いたとおりに、そんなことは馬鹿げた虚偽なものだと言った。