“しょきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
書経33.3%
諸卿33.3%
庶境16.7%
書筺16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
書経しょきょうにいつている。本は縄にしたがえば正しくなる。諫めにしたがえば、聖となる、と。
若輩者じゃくはいものが、おこがましい弁をふるいたてましたが、お師の君に、あらぬ世評のふりかかるは、弟子の身としても、口惜しい儀にぞんじます。何とぞ、煌々こうこうたる天判てんぱんと、諸卿しょきょうの御明断とを
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
若いうちはどうしてもねむたくていかなんだが、近頃に至って始めて随処任意の庶境しょきょうってはなはだ嬉しいと自慢するんです。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
開かれざる書筺しょきょうと洋籍のたなは片すみに排斥せられて、正面の床の間には父が遺愛の備前兼光びぜんかねみつの一刀を飾り、士官帽と両眼鏡と違い棚に、短剣は床柱にかかりぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)