“しょうないがわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
庄内川100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三蔵たち、青鷺組の者は、そこから小一里さきの、庄内川しょうないがわの渡り口をやくしている大留城を、やがて宵空よいぞらの彼方に見る辺りまで、近づいて行った。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
光明寺山こうみょうじやまの中段にある屋敷なので、土塀の外へ顔を出すと、ふもとの道も見える。中村の耕地も見える、庄内川しょうないがわや尾張の平野もひろびろと眺められる。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すでに朝から二刻ふたときほども、烈しい教練をやったので、信長は、那古屋なごやの城へ人数を向け、自身もその中の一騎となって、庄内川しょうないがわの河原から引き揚げて来た。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
勝入は、むこの武蔵守と、協議の末、さいごの——祐福寺ゆうふくじ明智あけちせんをえらんで、庄内川しょうないがわを渡りはじめた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日吉や村の悪童連は、毎日、庄内川しょうないがわで泳いだり、田で赤蛙を捕って喰ったり、裸体はだかで暮した。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)