“那古屋”の読み方と例文
読み方割合
なごや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その年の四月、信長は、一族の織田彦五郎おだひこごろうと乱をかもして、彼の居城、清洲きよすを攻め、占領後、那古屋なごやから清洲城へ移った。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
瀬戸せとの職人たちだの、那古屋なごや清洲きよすのとくい先の家族だの、武家だの、親類先のまた知りあいの者だのと——ずいぶんな客が夕方からぞろぞろ集まった。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すでに朝から二刻ふたときほども、烈しい教練をやったので、信長は、那古屋なごやの城へ人数を向け、自身もその中の一騎となって、庄内川しょうないがわの河原から引き揚げて来た。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)