“しゅつぼう”の漢字の書き方と例文
語句割合
出亡100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
建文帝けんぶんてい如何いかにせしぞや。伝えていわく、金川門きんせんもんまもりを失うや、帝自殺せんとす。翰林院編修かんりんいんへんしゅう程済ていせいもうす、出亡しゅつぼうしたまわんにはかじと。少監しょうかん王鉞おうえつひざまずいて進みてもうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
明史巻一百四十三、牛景先ぎゅうけいせんの伝の後に、忠賢奇秘録ちゅうけんきひろくおよび致身録ちしんろく等の事を記して、録はけだし晩出附会、信ずるに足らず、の語を以て結び、暗に建文帝出亡しゅつぼう、諸臣庇護ひごの事を否定するの口気あり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)