“しゅじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
主持25.0%
手字25.0%
朱地25.0%
首字25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「八門金鎖きんさの陣です。——なかなか手ぎわよく布陣してありますが、惜しむらくは、中軍の主持しゅじに欠けているところがある」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
手字しゅじとは、空理くうりに敵の太刀や槍の位を見きわめて、その空理に事をかなえて我が道具を持ち、打たねども打つこと、突かねども突くわざ、払わねども払うことを、定住じょうじゅう空理に入れて働くをいい
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
朱地しゅじに「女将軍一丈青」と金繍きんぬいした軍旗は、やがて敵のあらぎもをひしいだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は字体を再び中世紀から選び、首字しゅじの装飾を始め用紙から羊皮に至るまで古格を保とうと欲した。その当時のまた今日の無味な印刷法に比して、いかに優れているかは論ずるまでもない。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)